「日本書紀」をひもとく

日本神話と天皇家の成り立ち
日本の神話では、まず天地が生まれ、そして多くの神々が現れました。そして神々の命を受けたイザナギノミコトとイザナミノミコトが、日本の島々や多くの神々を生み、「国づくり」を始めました。
その後、イザナミが亡くなり、イザナギが禊(みそぎ)を行った時に、太陽の神であるアマテラスオオミカミ、月の神ツクヨミノミコト、スサノオノミコトが生まれました。
やがて地上はオオクニヌシノミコトによって豊かな国となり、その国をアマテラスに譲る「国譲り」が行われます。
するとアマテラスは孫のニニギノミコトを高千穂に遣わしました。これが「天孫降臨」です。
そしてニニギノミコトの孫が神武天皇となり、日本を治める最初の天皇になったと伝えられています。
天皇家はアマテラスオオミカミの子孫であるとされ、日本は「神々の国」「神国(しんこく)」と呼ばれるようになりました。
一言で表すなら
「天から生まれた神々が国をつくり、その神の系譜を受け継ぐ天皇が国を治める」というのが、日本神話が伝える日本の成り立ちです。
そして、その根底には
「人も自然も神々も、すべてはつながり合い、ご縁の中で生かされている」
という日本人の古くからの世界観が流れています。

